ライトノベル

ダークエルフの口づけ 3

川人忠明『ダークエルフの口づけ〈3〉―ソード・ワールド・ノベル (富士見ファンタジア文庫)』富士見書房,2007 シリーズ感想 川人忠明さんの作品感想 ダークエルフの口づけを無理矢理奪った男など、興味深い話も明かされるシリーズ3巻目。たった一人で公爵の…

付喪堂骨董店〈4〉―“不思議”取り扱います

御堂彰彦『付喪堂骨董店〈4〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)』アスキーメディアワークス,2008 シリーズ感想 御堂彰彦さんの作品感想 不思議な能力を持ったアンティークという品物が絡んでくるシリーズ4巻目。刻也と咲の関係も絶好調です。 「影」お化け…

クロノ×セクス×コンプレックス 1

壁井ユカコ『クロノ×セクス×コンプレックス 1 (電撃文庫 か 10-17)』アスキー・メディアワークス,2009 壁井ユカコさんの作品感想 卒業式の日にやってしまった幼馴染の小町への態度を反省し、なんとか仲直りできないかなと思いつつ三村が高校の入学式に向かう…

私立!三十三間堂学院〈7〉

佐藤ケイ『私立!三十三間堂学院〈7〉 (電撃文庫)』メディアワークス,2008 シリーズ感想 佐藤ケイさんの作品感想 主要メンバーの新たな一面も見えてくる短編集です。表紙イラストはこれまでで一番好みかな。最後に番外編のバレンタインを巡るいつも通りのバカ…

世界平和は一家団欒のあとに〈4〉ディア・マイ・リトルリトル・シスター

橋本和也『世界平和は一家団欒のあとに〈4〉ディア・マイ・リトルリトル・シスター (電撃文庫)』アスキーメディアワークス,2008 シリーズ感想 橋本和也さんの作品感想 星弓家の長女で魔法使いの彩美がメインとして出張ってくるシリーズ4巻目。いつもは冷静…

グラスハート

若木未生『グラスハート (コバルト文庫)』集英社,1993 若木未生さんの作品感想 バンドを追い出されたキーボード担当・朱音が、名前も決まっていないバンドのドラムとして参加して欲しいとの電話を受けることから、怒涛の勢いで鳴り響く物語。deltazuluさんの…

狼と香辛料 13

支倉凍砂『狼と香辛料 13 Side colors 3 (電撃文庫 は 8-13)』アスキー・メディアワークス,2009 シリーズ感想 支倉凍砂さんの作品感想 食にご執着のホロとそれをどうにか避けようと考えるロレンスのやりとりを描いたシリーズ13巻目で3個目の短編集です。…

ぐらシャチ

中村恵里加『ぐらシャチ (電撃文庫 な 7-13)』アスキー・メディアワークス,2009 中村恵里加さんの作品感想 おっちょこちょいにもほどがある女子高生・榛奈が、犬の散歩とおかりなの練習を兼ねて向かった浜辺で、奇妙なシャチと出会います。 人語をしゃべるシ…

アマデウスの詩、謳え敗者の王

細音啓『アマデウスの詩、謳え敗者の王―黄昏色の詠使い〈3〉 (富士見ファンタジア文庫)』富士見書房,2007 シリーズ感想 細音啓さんの作品感想 灰色名詠も本格的に動き出し、敗者と夜色名詠の女性の意味深な会話も挟み込まれ、焦らしに焦らされるシリーズ3巻…

暗闇にヤギを探して

穂史賀雅也『暗闇にヤギを探して (MF文庫J)』メディアファクトリー,2006 穂史賀雅也さんの作品感想 高校生の合人が机の中に手を入れると、授業内容を記入したノートがなくなっており、代わりに「おいしかったです」という手紙が入っていたわけで。 犯人のヤ…

キノの旅 13

時雨沢恵一『キノの旅〈13〉the Beautiful World (電撃文庫)』アスキー・メディアワークス,2009 シリーズ感想 時雨沢恵一さんの作品感想 キノとエルメスが様々な国を渡り歩くシリーズ13巻目。今回のあとがきは普通じゃないけど、おかしくもないです。真摯…

世界の中心、針山さん 3

成田良悟『世界の中心、針山さん〈3〉 (電撃文庫)』アスキー・メディアワークス,2009 シリーズ感想 成田良悟さんの作品感想 成田さんの、はちゃめちゃでも最後は世界の中心に収束する短編集の3巻目。わりと久しぶりなのですね。 「なよ竹の姫君は伝奇パンダ…

ロウきゅーぶ! 3

蒼山サグ『ロウきゅーぶ!〈3〉 (電撃文庫)』アスキー・メディアワークス,2009 シリーズ感想 蒼山サグさんの作品感想 出だしの描写とか狙いすぎなロリポンシリーズ3巻目。今巻は愛莉の成長に焦点が当たっています。胸の成長ではないですよ、念のため。 すぐ…

ほうかご百物語 6

峰守ひろかず『ほうかご百物語〈6〉 (電撃文庫)』アスキーメディアワークス,2009 シリーズ感想 峰守ひろかずさんの作品感想 最初の語りが妙に居心地が悪いなと思っていましたが、やっぱり経島先輩じゃないと落ち着かないですね〜。そんな妖怪退治シリーズ6…

さよならピアノソナタ―encore pieces

杉井光『さよならピアノソナタ―encore pieces (電撃文庫)』アスキーメディアワークス,2009 シリーズ感想 杉井光さんの作品感想 完璧に席を立ち上がってしまっていましたが、まさかのアンコール。驚きましたが、本当に素晴らしい。シリーズ完結後の短編集です…

ねこシス

伏見つかさ『ねこシス (電撃文庫)』アスキーメディアワークス,2009 伏見つかささんの作品感想 どこか冷めたところのあるお姉ちゃんの千夜子に明るいムードメーカーの鈴、そして人間に化けたばかりの美緒。そんな猫又姉妹の物語です。 夢が叶った美緒は、姉妹…

銀月のソルトレージュ 2

枯野瑛『銀月のソルトレージュ〈2〉金狼の住処 (富士見ファンタジア文庫)』富士見書房,2007 シリーズ感想 枯野瑛さんの作品感想 のんびり生活していたリュカが、再び<ひとつめの嘘>を巡る波に巻き込まれるシリーズ2巻目。手練手管を駆使する伯父アルベー…

星図詠のリーナ

川口士『星図詠のリーナ (一迅社文庫)』一迅社,2009 川口士さんの作品感想 旅人や商人の話に耳を傾けつつ、たった一つの自分だけの地図を作り上げていく過程に才能が感じられてワクワクします。そんなリーナが王女様なのが痛快なところですね。ラノサイ杯を…

薔薇のマリア(2) 壊れそうなきみを胸に抱いて

十文字青『薔薇のマリア〈2〉壊れそうなきみを胸に抱いて (角川スニーカー文庫)』角川書店,2005 シリーズ感想 十文字青さんの作品感想 シリーズ2巻目は、マリアローズに付きまとう変態・アジアンが糞ったれなSmCのリーダーに首輪を嵌められるシーンから始ま…

ネクラ少女は黒魔法で恋をする 3

熊谷雅人『ネクラ少女は黒魔法で恋をする〈3〉 (MF文庫J)』メディアファクトリー,2006 シリーズ感想 熊谷雅人さんの作品感想 カラーイラストの裏表のギャップがこのシリーズの真骨頂だなと思います。毒舌少女・真帆がプリティ魔法少女を目指すシリーズ3巻目…

空ノ鐘の響く惑星で〈10〉

渡瀬草一郎『空ノ鐘の響く惑星で〈10〉 (電撃文庫)』メディアワークス,2006 シリーズ感想 渡瀬草一郎さんの作品感想 ここにきて姿の見えないカトルと盲目の少女に接点が出てきそうな雰囲気ですが、発展していく余地はあるのかしらん。忘れていたけれど、エイ…

ROOM NO.1301〈#8〉妹さんはオプティミスティック!

新井輝『ROOM NO.1301〈#8〉妹さんはオプティミスティック! (富士見ミステリー文庫)』富士見書房,2006 シリーズ感想 新井輝さんの作品感想 時間は経ったけれども、日奈は日奈、佳奈は佳奈のまま変わらないんだなとプロローグを読んで思いました。不思議なア…

”文学少女”と飢え渇く幽霊

野村美月『”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)』エンターブレイン,2006 シリーズ感想 野村美月さんの作品感想 お話を食べてしまうスレンダーな文学少女・遠子先輩と彼女専属の作家・心葉が、古典作品を下敷きにした事件に巻き込まれるシリーズ2巻目。…

世界平和は一家団欒のあとに〈3〉父、帰る

橋本和也『世界平和は一家団欒のあとに〈3〉父、帰る (電撃文庫)』メディアワークス,2007 シリーズ感想 橋本和也さんの作品感想 家族全員がおかしな能力を持っているシリーズ3巻目。今回はたらしで元勇者の父親・耕作が帰ってくる話。また、耕作が救った、…

塔の町、あたしたちの街

扇智史『塔の町、あたしたちの街 (ファミ通文庫 お 4-4-1)』エンターブレイン,2007 扇智史さんの作品感想 朝も仲良く一緒に登校するなごみと華多那を巡る物語。ちょっと不思議な町が舞台なのですが、2人の仲良しっぷりが突出しています。 孤高の人の雰囲気…

空ろの箱と零のマリア 2

御影瑛路『空ろの箱と零のマリア〈2〉 (電撃文庫)』アスキーメディアワークス,2009 シリーズ感想 御影瑛路さんの作品感想 人々の願いを歪な形で叶える箱を巡る物語。シリーズ2巻目。イチゴタルトに乗っかってるカラーイラストが好きです。芋羊羹じゃこうは…

ピクシー・ワークス

南井大介『ピクシー・ワークス (電撃文庫)』アスキーメディアワークス,2009 南井大介さんの作品感想 非凡な才能を生かして悪さをしてきた天文部の少女たちが、倉庫にある戦闘機を修復しようとする話。機体の整備中には専門用語がバンバン飛び出すのですが、…

アリフレロ―キス・神話・Good by

中村九郎『アリフレロ―キス・神話・Good by (集英社スーパーダッシュ文庫)』集英社,2007 中村九郎さんの作品感想 のっけから残虐な描写が載せられており、神話なんて単語も絡んでくる風呂敷広めな物語。意味深な文章ばかりで煙に巻かれます。 大きな世界を舞…

ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド

川原礫『ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド (電撃文庫)』アスキーメディアワークス,2009 シリーズ感想 川原礫さんの作品感想ビーストティマーの少女・シリカ、勝気な鍛冶屋の主人・リズベット、幽霊のように不思議な少女・ユイ、前巻も登場した黒…

断章のグリム 11

甲田学人『断章のグリム〈11〉いばら姫〈下〉 (電撃文庫)』アスキーメディアワークス,2009 シリーズ感想 甲田学人さんの作品感想 初っ端に添えられている「眠りの森の美女」の物語がえげつないものに微妙に変化していて、先行きが余計に不安になったシリーズ…