先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!

先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!  Amazon
小林朋道『先生、子リスたちがイタチを攻撃しています! 鳥取環境大学の森の人間動物行動学築地書館,2009
シリーズ感想
小林朋道さんの作品感想
子リスがカタカタカタ言わせている秘密を知るために、フェレットの面倒を一生見ることになってもかまわないという先生の男ぶりに惚れるシリーズ3巻目。
しかし、感情に任せた行動に思わせておいて、研究者の立場からの打算的ないい訳も見せてくれるで愛らしいのです。フェレットのほうが愛らしいのは仕方ないところですけどね。暴走族のようなやんちゃも観察できます。
中で登場するミニ地球は面白そうだと思いました。こういう神視点で眺めるのって、考えただけでうっとりできます。砂から表れた巨大モグラの話は単純に驚きましたね。知らないことが多いな〜。真面目に取り組んで考えたこともないのだから当たり前か。
それにしても、かわいいという感情は、その対象を保護したいと思わせるためらしいです。……べ、別に先生のこと保護したとか、思ったわけじゃないんだからねっ。