魔法鍵師カルナの冒険〈4〉世界で一番好きなあなたへ

魔法鍵師カルナの冒険〈4〉世界で一番好きなあなたへ  Amazon
癒し4コミカル4燃える2
月見草平魔法鍵師カルナの冒険〈4〉世界で一番好きなあなたへ (MF文庫J)メディアファクトリー,2006
シリーズ感想
月見草平さんの作品感想
師匠が危機に陥って、しかし追いかけているエクセラの手掛かりもありと、緊迫した状況の中でなお、ラブがあるから侮れないシリーズ最終巻。
序盤はスターリングとカルナのグフフなシーン満載ですよ。夜分遅く部屋に近づいていくるスターリングに、思考がハチャメチャになるカルナにかいぐりかいぐり。ドラゴンの背中で飛行中に寝てしまうカルナは大物です。


前巻にもその雰囲気はありましたが、緊迫した状況下でありつつ、ある程度の遊び心が感じられるので安心できるんですよね。敵対するエクセラが師匠の親友であることを考えると、その方が私は好きです。
とはいえ、師匠を助け出すための鍵開けは、これまでの集大成といった感じで胸が熱くなりますね、パンツ丸出しだけど。最後の最後まで気が抜けないけれども、なんだか楽しげな雰囲気があって安心できるという心持。
師匠がエクセラの心を開き、ランキンの魂を追い出す方法はニヤニヤしました。やはり師匠の方がまだまだ上手なようですね〜。変化球気味なファンタジーであり成長物語でしたが、面白かったです。