ROOM NO.1301 ④


新井輝ROOM NO.1301 #4 お姉さまはヒステリック! (富士見ミステリー文庫)富士見書房,2004 Amazon


ライトノベルでここまでやっていいのかシリーズも四巻目。相変わらず最初の口絵イラストからぶっ飛んでます。「これまでの名台詞集」とかもおかしいし(笑)
もちろん、今回も名台詞が飛び出します。序盤で言うなら、「私はずっと考えていたんだ。それをこんな短時間で追いつかれたら、逆に悲しいさ」とか「『もっとゆっくり』とか半泣きで言うから、逆に興奮したんだよ」とか〜。
つか、第九話の始まりからすごい台詞が満載。どうしてこんなシュチュエーションが次から次へと出てくるんでしょうか? そして、四十九ページの神イラストと文章によって止めを刺されます。これはどこのエロ漫画ですか?
ついでに第九話は「シーナは興味津々(前半)」というタイトルで、中盤からは文字通りシーナが活躍します。シーナもある意味での僕っ子なるのでしょうか。
中核をなす登場人物が増えてきましたが、登場人物たちの抱える問題がほとんど解決されていない状況なのです。一体これからどうなるんでしょうね。
あとがきでは新井さんのDEARシリーズネタが使われているようなので、まだルームナンバーの積みもありますが先に一冊くらい読んでおこうか知らん。


この小説が好みだった人へ、私がお勧めする③
③ 僕は妹に恋してる 十巻② 絶望系閉じられた世界① 乃木坂春香の秘密 三巻
①完全無欠のお嬢様とそのお嬢様の秘密を知った主人公が起こすラブコメ五十嵐雄策さんの『乃木坂春香の秘密 (電撃文庫)』イラストがエロいのも一緒^^ (画像は三巻)
②テンションを理解するのが不可能な小説。谷川流さんの『絶望系 閉じられた世界 (電撃文庫 1078)』禅問答のような台詞の応酬。恋愛関係ではありませんが。
③血のつながった人に恋しちゃう漫画。青木琴美さんの『僕は妹に恋をする 1 (フラワーコミックス)』こちらもやってます……。 (画像は十巻)