巻末資料が一番歯ごたえあったような気がするのは気のせいですかい?!ヒートxモエ


築地俊彦まぶらほ―もっともっとメイドの巻 (富士見ファンタジア文庫)富士見書房,2006   著者検索類似検索


まぶらほシリーズの外伝的なメイド戦記物の第三弾。雑誌で連載されていた二話と書下ろし二話が収録されています。巻末には設定資料集もありますね。
ご主人さまの和樹を守るため、犬猿の仲だった夕菜にリーラが共闘を申し込むところから始まります。なんだかんだで、夕菜もメイド服を着ることに。暴走する夕菜と冷静沈着なリーラが対照的ですな。夕菜の和樹さんセンサーの感度のよさが発揮されていますし、本職のメイドさんメイド喫茶の店員やったりコスプレ会場に登場したりしてますよ。
最後の話が一番長く、まだ和樹がご主人さまではないときの話。リーラは相変わらずですが、ネリーはこのとき新米メイドでありけっこう初々しいです。少数で逃げていたところ偶然お城を発見し、武力で圧倒的に負けている相手に対しての攻防戦を繰り広げます。作戦会議の様子とか戦闘力のない普通のメイドさんやネリーの活躍も見もの。
巻末の設定資料集はやたらと凝ってます。かなりの読み応えがありましたよ。