青波が一番強い子のような印象^^ヒートxシリアス


あさのあつこバッテリー〈2〉 (角川文庫)角川書店,2004   類似検索


自分の貫き通す実力派のピッチャー・巧と周りを気遣うキャッチャー・豪のコンビを描くシリーズの二作目。巧の唯我独尊っぷりは、入部届けを出さないところからしてはっきりしていますよ。風紀に厳しい中学校のようで、縛られることを嫌う巧はここでもひと悶着起します。まあ、そんな巧でもじいちゃんにだけは頭が上がらないように思いますが。
都会っ子のために自然についての知識がなくて小さなことに驚く巧や、メリーさんを筆頭に繭などにも好かれてモテモテな巧にニヤリとできますが、一番重要なポイントは巧と豪のケンカでしょうね。互いに思い悩みしかし結論が出ないところとか、読んでいる私自身も悶えます。目上の相手とも接する機会が出てくるので我が道を行くだけじゃ無理なのかと考える巧。私は周りと協調しようとする方なので共感はできないけれど、先輩や監督との確執に負けないで欲しい。う〜ん、自分自身じゃ絶対にできないしどちらか言うと嫌いなことなんだけどな。不思議です。次の巻を読めば分かるのかしらん。