みおちづる『少女海賊ユーリ 海竜のなみだ (フォア文庫)童心社,2003


少女海賊シリーズもこれで三つ目。相変わらずユーリかっこいいな。あほで陽気な海賊の典型・オーガムが惚れるのも無理ありません^^
そして、いよいよザーナンの出生の秘密があきらかになります。声が出せないけど耳がとてもいいザーナンの秘密とは。しかしそれ以上に、注目したいのはレニーです。
「おれ、ほんとにザーナンのこと、分かってたのかな?」と悩んでみたり、ノエルと二人で星空を眺めていい雰囲気になったりと前回に続き成長を続けています。
文字量はそんなに多くないはずなのに、いろいろ詰まっていたように思います。不思議ですね。
そうそう、今度「ふーことユーレイ」シリーズにも手をつけてみようかなと思っていると、著者の名木田恵子さんがキャンディ・キャンディで問題を抱えているのを知りました。なんでも、漫画家のいがらしさんが「キャンディ・キャンディ」を書いた際に原作者の名木田さんを無視したのが発端だとか。なんともはや。→名木田さんのホームページ


この小説が好きな人にお勧めする③
③ ワンピース② 十五少年漂流記① ナシスの塔の物語
①みおちづるさんの『ナシスの塔の物語』デビュー作です。→感想
②ジュールベルヌさんの『十五少年漂流記 (子どものための世界文学の森 24)』ノンフィクションなのですよ。
尾田栄一郎さんの『ワンピース』海賊が暴れする漫画といえばこれ。→感想