楠木誠一郎,石崎洋司,松原秀行,倉橋燿子,名木田恵子おもしろい話が読みたい!(青龍編) (Aoitori bunko)講談社,2005 Amazon


青い鳥文庫二十五周年を記念して作られた、人気作ばかりを集めた短編集。黒魔女さんが通る!の一番初めを読みたかったので。
最初はタイムスリップ探偵団の「卒業生は名探偵!」探偵団たちの親が子供だった時代が描かれています。かわいらしい推理問題でほほえましかったです。
二番目はいちごシリーズの「いちごの決断」レオが動物の墓を侮辱したとき、いちごが切れて、でもきれてしまったことを反省してました。でも、いちごが謝る必要はないと思うんですよね。むしろレオを見限ったっておかしくないのに。いちごはやさしくて、何事にも全力でぶつかってく子なんでしょうね。
三番目は「黒魔女さんが通る!!」物語の始まりを読めて満足です。相変わらずメグがバカかわいらしさを発揮してます^^みんなに無視されてへこんでるメグが、チョコへ助けを求めて送った手紙も個性的です(にっこり)
続いて星のかけらと天子のはしご、両シリーズに出てきた登場人物が交錯する「真夜中の魚たち」この本では異色な印象を受けました。子供向けな感じがあまりしなくて。どちらか言うと、コバルトとかか? ちょっと対象年齢が上なのかな。人工授精の話とか出てくるけれど、救いのある話でよかった。
最後はパスワードパソコン探偵団事件ノートシリーズの「パスワード「ジュラ戦記」」パスワードシリーズは推理小説だと思ってましたが、今回は違います。主人公達五人がそれぞれ不思議な力を手に入れて、敵をやっつける話。敵のジュラのイラストが気色ていい(笑)あそこまで気持ちの悪いイラストが出てくるとは、想定外でした。