本当はエロいとある飛空士への追憶

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萌え11
犬村小六とある飛空士への追憶小学館,2008
本当はエロいシリーズ


案の定、未読者にはさっぱりな内容な上にネタバレ満載なので、飛空士の追憶を読んでから読むように〜。お気をつけて。グッドラック。





男性への贈呈用としてこの世界に生を受けたファナと、テクニシャンの青年シャルルの物語。
ファナは人はみな平等であるとどこかで信じており、なかなか素直に環境を受け入れません。そんな彼女をシャルルが任されるわけです。大切な道具であるファナの処女を散らしてしまった場合は銃殺されるので、シャルルは直接的な行動には出ませんが……。
一日目はまず言葉責めといったところでしょうか。「後ろ向いてるからおしっこはそこでしてね、なんなら大きいほうもしていいよ」とか。もちろんファナからビンタされるんだけれども、ニヤニヤ笑うシャルル……。しまいには、ファナが用を足したであろう場所へダイブし液体を口に含むシャルル。変態だ。
しかもファナが持ってきた服は、シャルルのせいで全ておしゃか。くるまっている毛布を剥ぎ取ったなら、その下は裸身な状況で一晩過ごすはめに。
もちろん、朝起きたら毛布がはだけていて胸のした辺りしか覆っておらず、あらわになっているわけで。初日から色々ありますな。


二日目ともなれば、殻に閉じこもり何も感じなくなっていたファナも、シャルルの手技による上下運動や生で直接突っ込んでくるような姿勢に、徐々に心を、体を開いていきます。
シャルルの竿を握り締めながら、「あ。な、なにか、ぴくんってしました」「あ、やだ、な、なにか動いています」とかブイブイ言わせちゃう仲に。
そして最後はまさかまさか……意識的でないとはいえ、顔で受け止めてしまうことに。
ただ、シャルルはファナに構う一方、クルスにも身を委ねています。シャルルとクルスとの関係は、裏の仕事のパートナーであり、恋人ともセックスフレンドとも違うのですよ。そうそう、シャルルたちの寝床が激しく揺れていたのはお約束です。
クルスと共に一戦終えたというのに、シャルルの息子は朝っぱらからいきりたっていて元気がいいですね。


三日目は3Pどころか大勢を相手することになります。ファナは卑しい笑みを浮かべる相手を、地獄のような現状を、受け入れることしかできなくて。バックから発射されてしまいます。
中に出されることはなかったので、ファナは血を流すこともなく処女は守られるんですけれども、なすがままの自分に悔し涙を流します。


四日目からは無人島にたどり着くのですが、シャルルを信頼していたファナは、大事にとってきた女性として大切なものを捧げ、誰にも見せたことのない姿を見せつけます。
一旦開放的になると女性の方が積極的になるんでしょうか。奥手だったシャルルの方から「はしたいこと言っていい? わたし、もっと食べたい」とシャルルのものをねだります。
しかし、任務中であるシャルルはそれ以後ファナに手を出すことはなく、昨日の出来事なんて覚えていないと知らん振り。鬼畜調教師だ。


クライマックスは激しいの一言。ファナを失神させてしまうであろう、これまで以上にダイナミックな上下の動きに加え、緩やかな円運動で緩急をつけるなど、シャルルは凄腕っぷりを発揮します。
最後は衝撃のぶっかけエンド。こんなことされたら、もうシャルルの体を忘れることできませんよね。


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1 本当はエロい狼と香辛料へ2 本当はエロいミステリクロノへ3 本当はエロい桜乃きらほへ
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3、月見草平さんの小説「桜乃きらほ シリーズ」本当はきらほってエロい……かも。→シリーズ感想


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