本当はエロいとある飛空士への恋歌

本当の感想へ
萌え0
犬村小六本当はエロいとある飛空士への恋歌小学館,2009
本当はエロい飛空士シリーズ感想
本当はエロいシリーズ感想


革命によって立場を追われた元王子・カールの物語。白いものを勢い良く放出、顔射して、「すっきり爽やか、入ってたもん全部ぶちまけてやったぜ?」と口元をぬぐうその姿が、とってもいやらしいです。前作のクライマックスが思い出されますね。ネタバレ満載なので、未読者の方で素直に読書を楽しみたい方は、以下の感想文を読まないようにお気をつけ下さいませ。







カール(カルエル)は、母親が下衆な男たちに囲まれ嘲笑を浴びせられながら、まるで家畜のような扱いを受けている現場を目撃してしまいます。これまで圧政を受けていた原因だと決め付けられ、ギロチン送りでは生ぬるい仕打ちを受けるわけで……。酒臭い男たちに犬のように引きずられ、頭を押さえつけられ汚いものへの口づけを強要させられます。
母親が受けた屈辱を忘れられないカルエルは、「同じ目に遭わせてやる。泣き叫ぶお前の顔を見て笑ってやる。」と、革命の旗印でもあった処女王・ニナへの復讐を決意します。


ギロチン送りは免れたものの、カルエルは高利貸しの性悪じいさんの家に連れて行かれることが決定しており、そして初日から三姉妹の夜のお相手をすることになります。
初めての経験に戸惑うカルエルですが、彼女たちの視覚や聴覚さえも利用した繊細な指先のテクニックで弄ばれ、あらがうこともできずに悶絶してしまいます。「ふたりの姉の指先は既に完全にカルエルの肉体を掌握していた。触られたくない部位を徹底的にまさぐられ、責め立てられ、白目を剥かんばかりのカルエル」……姉さんたちのテクニックは半端ないです。
妹も負けていませんけどね。カルエルの下着を脱がすことなんて、無意識でも、朝飯前にできます。


最後の場面では、憎き相手であるニナとカルエルが二人きりになったりも。もっとも、すぐに押し倒して身体を奪ってしまうという、直接的な行動にはでません。きっとカルエルはみんなの前で恥辱を味あわせたいんでしょう。
一巻で物語が完結していた「追憶」とは違い、「恋歌」では時間をかけてニナを堕としていくのだと思われます。今回は水をかけて濡れ濡れにして、服をぴったりと張り付かせ体のラインをあらわにしたりする程度。
濡れそぼったニナのスカートの中を、カルエルが目を細めてじっくりと見ているカラーイラストに、むっつり度の高さを感じさせられます。今後の復讐劇に期待です。