嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん５

入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈5〉欲望の主柱は絆 (電撃文庫)』アスキー・メディアワークス,2008
シリーズ感想
入間人間さんの作品感想
屋敷に閉じ込められたみーくんとゆずゆずの話完結篇。両腕骨折で動揺してるみーくんが新鮮でした。夢の世界の描写とか今回もカオスさに一層磨きがかかってます。
小ネタがわりと好きなのですが「大須観音ちゃん？」が個人的にヒット。入間さんって名古屋に住んでたりするんだろうか。
柚々つながりで「お前だけ、呼ぶなら、お、おけー」辺りもお好み。恥ずかしがりつつも全力言ってる柚々ちゃんが脳裏に浮かびました。

全員を集めての謎解きが始めるのですが、読めば読むほどきもいきもいきもいきもいきもい。謎解きの後すぐ終わるわけでもなく、ぞわぞわ感はずっと続いていきます。
今回の事件を通して一番株が上がったのはもちろん柚々ちゃんなのですが、しばらく離れているとまーちゃんがかわいく思えてくるから困る。
表紙絵も私のぐっとくるポイントをついてます。可愛い子が男っぽい格好してるのは最高だと思うんだ。裏表紙もいけてます。カラーページの最初の幼い印象のまーちゃんもぐー。