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伊藤理佐『おいピータン!!(3) (ワイドKC Kiss)』講談社，2002　　　類似検索

何気ない日常をショート形式で描き出すピータンシリーズの三つ目。白熱の展開があるわけでもなく、書き込み系の美麗イラストがあるわけでもなく、なのについつい読んでしまうヒーリングギャグ漫画です。
第三巻の最初でついに黒猫のクロが登場。初登場時にはガリガリだったようでびっくり。クロの舌が肥えて困ってしまうという後の話にもあるように、飼い主のピータンに似てクロもデブキャラなイメージが先行していましたから。レディーボーデン（アイスクリーム）のスプーン食いは、私も一回やってみたいですね。ピータンの元カノが絡んでくる話も徐々に深みが出てきたようでいい感じ。
ピータンと渡辺さんの交際がばれた理由もほのぼのしてて見守りたい想いが強くなりました。ピータンの部屋を掃除したのに冷たくされ、布団を殴って踏ん張ろうとするピータンの彼女・渡辺もなかなかかわいいです。手をつなぎ続けるためにピータンとサルサを踊ったり、五秒美人という特技もあったり。
でもやっぱり一番かわいいのはピータンでしょう。先の片付けの話で渡辺さんに冷たくした理由もきゅんきゅんくるし、某有名漫画家の生原稿を見ながら（という夢を見ながら）寝ているピータンもしゅきです。アホ過ぎるから。お店探しの話でスリラーを踊るピータンに惚れ直しつつも、サンタさんがきてくれて満面の笑みのピータン（子供時代）にドキリとし、オラウータンの真似をして飴をなめるピータンの頭をなでてやりました。最後は百二十人のピータンでほどよい幕切れ。
やっぱマイベスト萌えキャラはピータンだろうな。ピータンを越えるキャラは私の中でいないし。ああー、私もピータンみたいになりたいな。まずは物理的に太ることから始めなければ。今の体重の……二倍は必要だなorz