荒川弘鋼の錬金術師 (11) (ガンガンコミックス)スクウェア・エニックス,2005


まずは読んだと思って読んでいなかったハガレンの最新刊から。映画化もされて絶好調なハガレン人気。漫画のほうも相変わらず話の展開が早く、さくさく進んでおもしろい。
ガンガンだしそんなに巻数続かないと思うから、伏線の回収が始まるのかな。むしろここからさらに謎が深まる気もしますが。NANA ⑬
いろいろ前科があるから、死なないと保障の持てるキャラが誰なのか分かりません。これ以上誰も味方陣営は殺さないようにも見えるし、惨殺エンドが待っているようにも見えます。
続きが気になると言えば、矢沢あいさんの『Nana (13) (りぼんマスコットコミックス―クッキー (1633))』の続きも気になります。まあ、ストーリー漫画は続きが気になるようになっている宿命とはいえ。
誰の死亡フラグがたつのかまったく分からないけど、必ず最善ではない結果になるであろう、バットエンドぷんぷんのストーリーをどう収拾つけるのかな?
この巻でみんなが平等にちょっとずつ幸せになったので、絶対に次の巻は落とすに決まってます! だから、読みたくないけど、読まないとだめですよね〜。怖いものみたさか。
HIGH SCORE ⑤
上とは打って変わって、こちらは四コマだから大丈夫な作品。津山ちなみさんの『HIGH SCORE 5 (りぼんマスコットコミックス)』です。なんでもこの漫画、もう十年間も連載してるとか。中学生から書き始めたはずですから、連載を続けられているだけでもすごいですよね。
なんていうか、ドラえもんとかサザエさんのような味わいを含み始めきたように感じるのは私だけでしょうか? ギャグだから、まる子ちゃんのほうが近いかな。確かにオチとかある程度パターン化されてきたのに、マンネリ感がぜんぜんないのはどう仕掛けでしょう。不思議です。
泉君の報われない好意の行方も少しばかり気になります。行き着く先はどこなのか。それにしても、この関係の話のときだけ時間が進んでいるように思われます。実は、泉君が主人公とかいうオチか!?Dr.コトー診療所 ⑰
寂しかったのはダマ先生の登場の少なさとか、カエル王女を超えることのできなかった演劇部の衣装です。それでも、もちろん面白いですよー。
最後は第二部が始まった山田貴敏さんの『Dr.コトー診療所 (17)』です。相変わらず山田さんの漫画はプロらしさを感じることができます。魅力は画力そのもののうまさというより、絵の見せ方のうまさ・丁寧さです。話の持って行き方がこんちくしょーです。
今回は二部の始まりだからか、いつも以上に引き際がすてきです。