日本でいちばん大切にしたい会社 ２

坂本光司『日本でいちばん大切にしたい会社2』あさ出版,2010
シリーズ作品感想
坂本光司さんの作品感想
タイの難民キャンプに眼鏡を持っていった富士メガネを初めとして、素敵な企業が紹介されている本。奉仕の精神だけでなく、企業として成り立っているのがすごいな。
どこぞの高級ホテルみたく、患者さんの要求にはイエスで答える様にしている亀田総合病院。人に紹介したくなるらしいです。
病院は普通楽しいことがあるから行くのではなく、悩みがあるから向かう場所だと思うのですが、ポジティブな気持ちにさせてくれるってのがすごい。
寒天もそうでしたが、未来は明るくないと思われているサイボクハムの話も面白かったです。常識が壊れていきますねー。

画期的な技術を開発して市場を開拓していく、アホみたいに小さな歯車を開発する樹研工業。全然知らないけど、すごい力を秘めた会社って色々あるんだなと気づかされます。
休みの多さで最近よく見かける未来工業。劇団未来座が由来とは知りませんでした。残業は罰金とか、週休３日はあまりに休みが多いと従業員から反発を食らったとか……どんだけ伝説を作ればいいんでしょう。