君を殴ってしまった日

決して殴るつもりなんかなかった。
部屋で2人っきり。
ベットで寝転びながら本を読んでいた私は、飛び込んでこようとする君のことが視界に入った。
それを阻止しようと手を伸ばしただけで、君のほほを殴るつもりなんてこれっぽちもなかったんだ。
許しておくれ、小夜。
小夜