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谷川史子『くじら日和 (りぼんマスコットコミックス)』集英社,1993
鯨の古語である「勇魚」という名前の少女が、両親の都合によりアパートで一人暮らししなければいけなくなる話。で、そのアパートに住むことになる勇魚に惚れている亀ちゃんと、同じくアパートに住むことになる鶴ちゃんとのドタバタで物語は進んで行きます。勇魚と亀ちゃんがくっつけば特に問題はないのですが、勇魚は鶴ちゃんに惚れているから大変です。
妻を亡くしてしまった鶴ちゃんにとって、勇魚が妹としてしか認識されていないと理解してしまう場面なんかは辛いな〜。そんなわけで、これまで読んだ谷川さんの作品の中ではシリアス分多め。たまにはこういうのも悪くない。