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鈴木次郎『壮太君のアキハバラ奮闘記 3 (Gファンタジーコミックス)』スクウェア・エニックス，2004

パピコへの暑い情熱を隠しながたヲタをしている壮太が奮闘するシリーズの三巻目。最初の話は、パピコにしか興味がなかった壮太が店長の勧めでエロゲーに手を出す話。つかバイトとしてエロゲーのデバック作業をやります。再び登場のカズノリに爆笑。やっぱり壮太は逃げられない運命なんだな。
壮太の彼女であるエリを愛して止まない仁亜ちゃんも、壊れっぷりが板についてきています。彼女の父親も出てきますが、娘に負けず劣らず濃いな。濃いといえば、世界的な映画スターだけど隠れオタなリュックもそうですね。日ごろの鬱憤を晴らすかのようなはしゃぎっぷり。でも、世界的な俳優とは、中年男のブルマは見たくないです。
いつまでもループ世界が描かれるのかと思いきや、意外に時間は進んでいたようで壮太は大学受験という壁にぶつかります。かなり気になる終わり方をしていますな。基本的に一話完結（たまに前・後編）なのに、どうやら四巻に続く模様です。なかなか大学受験に標準を合わせない壮太に、エリちゃんも奮闘するんですけど……報われるといいですね。てか報われないと悲しすぎるよ。