一番イメージできた技はイナバウアーですヒートxラブ


海原零銀盤カレイドスコープ〈vol.3〉ペア・プログラム:So shy too‐too princess (集英社スーパーダッシュ文庫)集英社,2004   類似検索


フィギュアスケート小説の第三弾。今回はあの毒舌女王のタズサが今度はとある事情からペアに挑戦します。果たして協調性のないタズサがペアなんてやれるのか? こんな感じです。いくらタズサでもそうそううまくいきません。
仮面をつけているからか、素の一番かわいらしい部分が出てくる氷上仮面舞踏会。これがペアに挑戦することになる第一の原因となるのかな。まあ、シングルでは実力があるタズサでもペアはなかなか苦戦します。前回と同じく場外戦として、主にマスコミ関係で敵を増やしながら問題をさらに大きくしていくし。これがなきゃタズサちゃんじゃないんですけどっ。
鏡相手に練習して次第に気持ちが高ぶっていく場面もキュートなんですが、その方面での一番の注目はリアとのデートでしょうな。心が通じ合っているかのような感じと、リア相手にドキドキするタズサに妙にくすぐられてしまいました。恋愛関係も注目ですよ(笑)
ペアと言うことで男性と接触するから、うぶなタズサの一面やピート関連の話なんかも出てきます。プログラム曲も意味深な選曲。シングルでの成果に続くペア種目への転戦、しかも初めての経験。考えてみればこれほどまでに前回の引きを生かす展開はないのかも知れませんね。