今月の電撃はループものがお好き?ギャグxギャグ おかゆまさき『高橋弥七郎『築地俊彦『鎌池和馬『ハセガワケイスケ『谷川流『水島努『成田良悟『


おかゆまさき, 高橋弥七郎, 築地俊彦, 鎌池和馬, ハセガワケイスケ, 谷川流, 水島努, 成田良悟, 時雨沢恵一撲殺天使ドクロちゃんです (電撃文庫)メディアワークス,2006   類似検索


ドクロちゃんのアンソロ。ノリ的には同人誌みたいな勢いです。書いてる人を気にせず購入してきたので、のっけのいらすとがCLAMPさんなのに驚きました。他にもこつえーさんにのいぢさんに渡辺さんに若月さん(ドクロちゃんではなく、ようこのドクロちゃんコスでした)にしゃあさん(木工ボンドの使い方がエロ過ぎ)に……うん、こりゃ私としては豪華ですわw 氷川さんの漫画もついてますし。
さて本編の方は、おかゆさんが最初と最後を書き間をそれぞれ埋めるというお題形式のもの。
高橋さんのは相変わらず設定が詰め詰め詰め詰め込まれているし、築地さんのは相変わらず楽しいそうだけれどよく考えればかなり悲しい話を書いてますし、鎌池さんは相変わらず勢いとその流れによる超展開な解決な話を書いてます。 
セガワさんのはぱっと見からして分かりやすく、ドクロちゃんのいつものノリはどこにも見当たりません(笑)谷川さんはやっぱりメタメタ。中盤はこれでもかというほどのメタのオンパレード(という名の悪乗りか)
水島さんはアニメ版の監督さんです。谷川さんからの流れかもう何でもありになってますよ。成田さんはこういう企画のいつもの役回りなのか最後のまとめっぽい話。いや、今回は後ろに時雨沢さんがいますけどね。それと、黒桜とかいわれるとあれしか思いつかない私はだめですか? 時雨沢さんのは会話で進んでいくコントみたいな感じ。どこまでいっても信用ならない展開だな〜。
要はそれぞれの持ち味をやや誇張的にして書いているので、そういうのを楽しめる人には笑えるかも。って、ドクロちゃんの読者はそんな人ばかりですか(独断と偏見)特にハセガワさん以降はドクロちゃん要素がかなり薄いようにも思いましたが、それでもドクロちゃんじゃなきゃできない企画かー。