田代裕彦『ISBN:4829163097:title』富士見書房,2005


講談調文体のミステリのシリーズも四つ目。次で最後の模様。
初っ端から撥子嬢が相変わらずのいじらしさを発揮。しかし、その直後に涼嬢がさらなるシュチュエーションに持ち込むので勝負は決しているか!?
まあ、そんな甘い雰囲気も地震で吹っ飛びますが。今回は歴史的出来事でもある関東大震災での話になっています。
今回は先生不在で物語は進むのでいつもと変わった感じ。その穴を埋めるようにでてくる平井家ごっこの設定は考えだすまで大変だったろうな〜。ごっこ遊びで話を進めるだけでなくキャラでのくすぶりも兼ね備えていて面白かった(・∀・)イイ!
いつもと環境が違うので、最後の締め方も微妙に違います。太一君にも多少の進歩が見られるし、今までで一番好きです。
そうそう、ミステリ書きで人気の西尾維新さんがデスノートのノベル化するらしいですが、本当に? びっくりだ。