雲のむこう、約束の場所 [DVD]


監督は新海誠さんです。新海さんが単独で作った有名な「ほしのこえ」は見たことありませんでしたし、どんな話かも知らずに予備知識0で見ました。
なんてか、最初素敵だなと思いました。風景とかが綺麗なだけじゃなくて感じのある自然で。暗転やらBGMの停止やらもしっかり使われていたなーという印象。ものすごくでかい塔があったり微妙に世界観が違ったりしましたが、全編をおおっているのはノスタルジックな雰囲気。特に序盤から2人の少年が協力し合って飛行機を作ったりそこに少女を呼んだりする辺りなんて秀逸でした。
アンダー・ラグ・ロッキング
で、物語は一転するわけですが、ストーリー自体はセカイ系一直線な感じ。なんとなく名瀬樹さんの『アンダー・ラグ・ロッキング (電撃文庫)』を思わせる始まり方でしたよ。小説でも映画でも話の流れを重視する私ですが、この作品は演出とかに目を奪われていました。出したい場面を書いてつなぎ合わせたらこんな話になったみたいな。……いや、決して悪い意味ではありませんよ。一時間半くらい、就活を忘れて有意義に過ごせたと思います。たまにはこんな時間も悪くないのですよ。(なんか休憩おおいですが)
新海さんが手がけた作品に『はるのあしおと』というゲームのオープニングがあるのですが、それのメイキングとかもホムペに載っていました。ちょっとした裏話(?)とか読んじゃうと、ゲームやりたくなります。『はるのあしおと』は『Quartett!』と悩んだんですよね〜。両方買えばよかった^^