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成田良悟『デュラララ!!×2 (電撃文庫)』メディアワークス，2005　Amazon

成田さんの首なしライダーシリーズ二冊目。最初に言っておくと、けっこう後を引く終わり方です。もちろん完結してるんですが、これからどうなっちゃうの〜みたいな。
前巻同様、電撃文庫などからのネタも多いです。まあ、物語に支障はありません。前巻と言えば、読み終わってみるとこんな設定あったかな、みたいなのはありましたが（成田さんも言ってる？）無問題。相変わらずキャラが素晴らしすぎです。普通の人はまあほとんど出てきませんわな。
軽妙な会話の応酬とかね。序盤の帝人と紀田の会話「シュレディンガーの帝人」とかもう最高です。逝ってる男女の二人組み遊馬崎と狩沢のやりとりも面白い。あいすべき馬鹿ですね。こっちは拷問しますけど。
お気に入りの台詞は「俺のことを愛してくれる奴の前で、倒れるわけにはいかないだろ？」です。言葉尻だけ見れば大したことないのですが、場面と組み合わせてみるとぶっ飛びすぎな言葉。
最初に言ったように、この後の展開が気になります。書くのが早い人ですし、遅くない時期に読むこと出来そうでよかったよかった。