◆ 退職の王子

夏休みに入って最初の休みだと言うのに、やたらと早くに起きてしまいました、二度寝しようかとも思いましたが、朝のほうが活動しやすかったのでパソコンで小説書いてました(^^)
弱小サイトが目立つために、お題配布サイトからお題をたくさん借りて相互リンクを張り、ついでに小説の数も増やそうと言う計画なのですが……あんまりうまくいきませんね。質を上げなければ意味がないし。確実に推敲だけはしっかりしようと思ってはいるのですが。
なんにせよ時間がいるので、今日の仕事でバイトが最後だと思うと気が楽です。お金のほうも多少蓄えてありますし。自動車の保険がちょっときついですけど。
まあ、それでもちょっとは考えてしまうこともあります。誰が見るとも知れない小説を書いているよりも、その分の時間をバイトに当てて稼いだほうがいいのではないか、と。お金のほうが分かりやすいですしね。
幸せってなんだろう、みたいな小説を読み終わりました。
漆黒の王子


初野晴漆黒の王子角川書店,2004 (画像はアマゾンへ)


最近ミステリ成分が不足していると感じていたので、ちょっと重めな(物量的にも・内容的にも)ミステリを借りてきました。初野さんの本は初めてです。
構成としては、上側の世界である現代を舞台にしたやくざの物語と下側の世界である地下みたいなところが交互に表れます。かけ離れた話のように思えますが、なぜだかあまり違和感なく交代していきます。
HEAT(灼熱)1
殺人事件は上側の世界で行われます。上側の世界は鳥の描写などの一つ一つも気味が悪く、何もかも煤けたフィルターを通して見ているような焦燥感にあおられます。組長の代行である紺野が投げやりにつぶやく、「舌にピアスを開けている理由」や「鳥の死体が見つからない理由」なども雰囲気作りに一役買っています。絶対に立ち入りたくないと本能で察知する場所。世界観には、漫画の『Heat 1―灼熱 (ビッグコミックス)』のような感じを受けました。キャラ的にも似ているところがあるかもしれません。
下側は、地下を舞台に七人の異人と「わたし」の交流(なまやさしい表現か?)を描いています。ファンタジーなイメージですが、ファンタジーの中でもドラゴンやら魔女などの悪役が住む城のイメージです。
読んでいて最初に気になるのが、やはり上側と下側がいかに交差しているかでした。もっとも私は地下のファンタジックさに囚われて、ロジック的なトリックに気づくのが遅れてしまいましたが(ノ-o-)ノ 謎解きの面白さよりも、やさくれた世界のほうを楽しんでいました(笑)
最後は、ただただ圧倒的なまでの情報量をはめ込んでいくのですが、謎も残っているようです。何しろページ数も多いので見逃してしまっただけかもしれませんが。
これから大手さんの見解を見に行くつもり(おいっ)