鎌池和馬とある魔術の禁書目録(インデックス) (4) (電撃文庫)メディアワークス,2004() (画像・*はアマゾンへ)


シリーズ4冊目のこの時点でまだ一年経ってないし。次の5巻がちょうど1年目になってます。成田良悟さんやうえお久光さんに近い速筆家かな。どこまで続くか分かりませんが、すでに8巻のプロットを書いてるとか。
目に見える人物がごっちゃになってる(例えばAという人物の中にBの人格が入ってて、Bという人物の中にCの人格が入ってて……)というストーリーラインは、この前に見た劇「shuffle」(作・演出:後藤ひろひと ホームページへ)を思い起こさせます。劇では記憶の混乱。小説ではタイトルにもあるように、とある魔術の結果によって。
天国に涙はいらない 6
そしてオリジナルなのは、「天国の涙はいらない」シリーズみたいに、1巻でとんでもない終わりかたをしているので、その影響と今回の魔術の複合技によって一筋縄ではいかないものになっているです。シリーズ通しての伏線とかは今のところないと思われますが、鎌池さんはその巻の中でむちゃくちゃ内容を詰め込み、終わりまでのそれを回収しつくすのでトリップ感が味わえます。
その収束であるクライマックスの怒涛の展開も、熱くて一直線で面白いのですが、最初のコメディが好きな人は好きでしょうね。私は好きです。特に今回なんて、人格の入れ替わりなんて絵的にも笑えますし(^^)
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Web拍手レス
>相変わらず誤字・脱字が多いですよ。
上達の一番の近道が推敲だと知ってはいても、まだ理解できていないようです。すいません。