◆ 今月は電撃文庫購入数が多いよ〜

昨日のバイトのおかげで今日も足が辛くて、学校に行くまでの道中が苦行とも思えました。こういうことがあると、なおさらバイト止めたくなるよ。
そう言えば、電撃大賞の応募総数が発表されていました。
ホームページでの発表によると『3,022作品 (長編:1,771作品 短編:1,251作品)』だとか。前回の応募総数が2,603だったのですが、さらに増えてます。一次選考突破もかなりの難易度か。せっかく送ったから一次くらいは……なんて甘い考えはだめなようです。応募数の増加により、一次選考の発表も去年より一ヶ月ほど遅いみたい。宝くじが当たるかどうか楽しめる期間が長くなってよかったと解釈できるとかできないとか。
夢を持つのは構わないけれども、現実は直視しなきゃだめだなと言う教訓。そして、そんな教訓的短編を含んだ本を読み終わりました。

夢と言うか妄想と現実が入り混じった阿刀田高さんの恐怖話「旅の終わり」が一番初めにあります。この短編はどこかで読んだ覚えがありました。
丁寧な作品である北村薫さんの日常のミステリ「白い朝」は、どことなく落語家探偵の話を彷彿とさせるものでした。こういう作風だと右に出るものはいないよなぁと思います。特に、語り手の従兄弟の最後の発言辺りの描写は圧巻。でも、今ではベテランの域に突入している北村さんが新鋭と評されているのを見ると、なんだか変な感じです。
高橋克彦さんの「おそれ」はおちの付け具合が面白かった。ショートショートみたいな作品。
西村京太郎さんの十津川警部シリーズは、読むの初めてでした。短編ですけれども。
東野圭吾さんの「甘いはずなのに」は甘い話でした。私は東野さんの短編を読んで、長編とはかなり違ったイメージを持ちました。
山田正紀さんの「しつけの問題」のネタは笑ってしまいました。そうくるか、と。