◆ カラっぽの財布を、君はわらう。

今日午後九時からバイトがはじめるまでの間ずっと暇だったのに、洗車と電撃Short3用のものをちょっと書いただけで、他に何もできなかった。ゼミ用の報告レポートとか、授業で使う新聞記事の発掘だとか……。
なんかちょっと何事にもやる気なくし始めてます。なんで生きてるんだろう、みたいな気分。楽なほうへ楽なほうへと流されてしまいそうです。ずっと遊んでたいと思うのはだめですか? 昔はよかったとか思うのは、もう年をとり始めた証拠ですかねぇ。
そんな欝な気分を増幅してくれたのがこの小説。

あとがき読むまでもなく、音楽好きなんだろうなと言うのがひしひしと伝わってきます。木ノ歌さんはメフィスト賞とか角川にも応募していたみたいです。受賞した富士見ミステリー大賞だけじゃなくほかでも最終選考に残ったりしているので、力のある人なんだと思います。
この作品は改行を多用し、リズムをつけて読むことができます。歌なんですから。
てっとりばやく体感したいなら、木ノ歌さんのホームページのフラッシュを見ていただければいいと思います。
このホームページをさらっと眺めていたところ、ちょっと気になる一言が。
えっ、ミステリ文庫なのに殺人は禁止なのですか?! 殺人許可証がないと小説の中でも人を殺せないのでしょうかねぇ……。殺人やらかしてるのもけっこうあると思いますが。
改めて富士ミスのすごさを思い知りました。