◆ 学校に試験はいらない


 すでに勉強はおいつかなくて、夏休みに頭が飛んでいる海獺です。

 夏になったら時間ができるだろうから、楽しみで仕方ありません。

 夏と言ったらおたっきーな人はコミケを思い浮かべるやも知れませんが、私はまだまだでふ。

 おたっきーな小説と言えば『天国に涙はいらない⑩ 妹兄山腐女子庭訓』(著・佐藤ケイ)をようやく読み終わりました。

 人物・風景描写は徹底的に排除されているので作者の・筆力はどうなのか知りませんが、ストーリー作りはすごいと思います。

 最近のノリだと『先輩とぼく』のコメディに似てます(あくまで方向性が。内容はまったく違います)

 「先輩」は全体として流れるように読めます。……悪く言えば起伏がないというのかな。しかし、「天国」は起承転結がはっきりしてます……はっきりしすぎてます^^

 おたっきーな会話が繰り広げられる前半部分に対して、転の部分との差がけっこうあります。前半部分をよくまとめて、おたっきーな話をなんとなくよい話へと変化させます。

 今回はラスト部分のぺデラスティリア(敵?の悪魔っ娘)の描写が、このシリーズにしてはうやむやだったのが残念。でも、おもしろかったです。特におたくネタが☆