◆ 彼女の最終目的地は?
『学校を出よう!④ Final Destination』 著・谷川 流
角川スニーカー文庫で『ハルヒ』を書いてらっしゃる谷川さんも、電撃文庫でもう四冊も出してるんですねぇ。
と言うわけで、シリーズ四冊目です。
当初(シリーズ一巻目)は読むたびに頭が痛くなってましたが、今回は多少なれてきました。もちろん、頭が痛くなると言うのは、面白くないという意味ではなく、頭をフル回転させているからでふ。
さらっと読もうと思えば、話の筋が難しいわけではないので可能ですが……私に理解力がないからか(汗
こういう頭よさげな読み物――SFですね――は苦手ですが、それが苦にならないほどの作品です。誤植があってもご愛嬌。
「ハルヒ」よりもこちらのシリーズの方が好きでふ。
四巻目は、サブタイトルにあるように、ある少女が目的地に辿りつくまでのお話です。実際は彼女の主観ではなく、主に前回までの登場人物が主人公です。
内容は、登場人物たちの日常的?な悩みについてです。(このシリーズに言えることですが)
超能力などのSF的な要素は、↑を書くための手段でしかないと思いますが、作りこまれているのですばらしいと思いまふ。
ちなみに、私は今日校内で目的地である教室を見つけるまで、二十分ほどさまよい歩きました……。