◆ 女から頼られるとスライムよりも弱くなる男に関する考察

私はmixiの日記で知りましたが、大手ニュースサイトさんでも取り上げられているようですね。献本の話。希望は出してみましたが、果たしてくるでしょうか。
さてさて、昨日から始めたブクマでの感想リンクって結構手間がかかります。日記をupしてから、はまぞうさんを使って本(昨日は『ガール』)の感想を見て回って、面白そうなのをブクマしてます。楽しくもあるんですが、時間を結構使う。とりあえず一週間くらいは続けようと思いますが。あと、リンクの置く場所を試行錯誤してます。まあ、見るのは自分だけという意見もありますがぁ。
上のことがらにも関連するけど、ブログ書きで自分とこだけに閉じこもってるのにちょっと飽きてきたので、他のサイトさんにも手を伸ばしてみようかなと考えています。具体的にはトラバ送ってみたり、ブクマしてみたり。今まで恥ずかしくてトラバをほとんど送ってなかったのですが、逆にトラバをもらえるとうれしかった。なんか、うれしいことをしてもらうだけで、こっちからやらないのは変かなと思ったのですよ。
過剰はいけないと思うし、色んな考え方の人がいるから難しいところ。難しいからと避け続けるほうが楽ですしが、難しいぶん楽しいこともあるさと前向きにいきまー。とりあえずは、ブクマを慎重にやらなきゃ。
ブクマ作業はその本についての言及が多ければ多いほど、見ていくだけで時間がかかります。時間を短縮したければ、言及数が少なそうなのをやればいいわけですが、二回目の今日も多そうなものを読んでしまいまして。

松澤さんを全力で応援します!ラブxギャグ


竹宮ゆゆこわたしたちの田村くん (電撃文庫)メディアワークス,2006


進路希望に「故郷の星に帰る」とか書いちゃう不思議ちゃんな松澤さんと、チョコで窓をぶち抜くなんて派手な登場をするツンドラな相馬さんが、いまいちパッとしない田村くんといちゃいちゃする物語。hp本誌に掲載された二話と、書き下ろしの一話が収録されています。
うさぎホームシック」親友・高浦がクラスに告白ブームが起きていると伝えて、田村が暴走するところから話は始まります。そんな彼が接触を図るのが松澤さんなのですが、やっぱり不思議ちゃんだ。でも、かわいい。「うっ……」「まんぼっ!」のやりとりにどれだけ心が和んだことか。
珍妙な言動を繰り返す松澤さんなのでなかなか本心は見えず、我慢しきれなくなった田村がふとネットで検索してしまうところから急転。うん、田村はバカで一直線だけどそれがいい。まあ、うさぎさんな松澤さんに『悩殺』されるのも仕方ないさ。私も心を打ち抜かれましたよ。
氷点下エクソダス」何か読んだことあるなと思ったら、hp本誌で前半まで読んでたんですね。それ以降雑誌を定期的には買わず、後半部分は読んでなかったのでよしとするか。うさぎは読んでなかったし、読んだ部分の記憶も遠くなのでノー問題。最初に書いたように、受験の前日にチョコレートをぶち込まれる事件があり、その後田村は高校に進学します。で、同じクラスに事件の犯人でもある相馬さんがいるわけですが、クラスメイトに対してものすごいツンツンっぷり。可愛げがないです。
でもなぜか田村だけはやさしくされる謎。一番ぐっときたのは、「上見たら、殺すからね」というセリフ。ありがちなセリフですがかなり好きです。ツンっぷりを発揮しつつも、下を任せられるほど信頼されてる部分が垣間見えてよい。さらには、事故で下着くらい見せちゃってもという乙女心が憎いよ、憎いよお父ちゃん!
もちろん謎には理由があるわけで、真相が明らかにされたときの相馬さんときたら、ギャップの激しさは尋常じゃない。ギャップは大きいほどいいですな〜。って田村の、そして私の心の中には松澤さんがいるはずなのに、何だか相馬さんに心が、カタムキカケテルヨ? 男って女に頼られると無茶苦茶弱いのな。でも、最後の松澤さんからの電波で、やっぱり相馬さんより松澤さんだなと思い直したよ。……本当ダヨ?
高浦さんちの家族計画」これの主人公は親友の高浦で、義妹の伊欧やらを巻き込んで騒動を起します。うさぎホームシックの前日談ですな。それにしても、松澤さん編のうさぎと相馬さん編の氷点下ときっちり分けられていて、二人がこんなにも絡まないとは思わなかった。それに田村がこれほどバカキャラだとは予想していませんでしたし。完結でもある二巻では、二人は絡むのかな。その辺含めて期待してます。
(追記)ブクマするために「わたしたちの田村くん」を含む日記を追いかけたけど、なかなか一巻だけの感想が見つからない。おかしいなと思っていたら、実際はそのページだけでは終わらず続きがあった。三十日現在246件。……後ろから全部追いかけるのは途中で挫折しました。


ブクマ感想集同著者類似バッチ
③ 描きかけのラブレター Amazon② 乃木坂春香の秘密 Amazon① とらドラ! Amazon
この小説が好きな人にお勧めする③
①竹宮さんの『とらドラ!』凶暴な手乗りタイガー・大河ちゃんが登場する話。→感想
五十嵐雄策さんのシリーズ。『乃木坂春香の秘密』お嬢様と秘密に関する話。→一巻感想
ヤマグチノボルさんの『描きかけのラブレター』絵のうまいユキオとツンツンな円の話。→感想

やわらか戦車まで参戦!(笑)ヒートxヒート


ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編


同人ゲーム・「ひぐらしのなく頃に」の完結編。書影は暇潰し編のコミック版。後半の解答編に入ってから量が増えていましたが、今回もボリューム満点です。ミステリ要素は皆無なので、必死で行動する彼らを見守る回でしょうか。そうそう、前回も書いた、クールになれと言えば言うほどクールにならないの法則は、今回も発揮されてましたよ^^
今までで一番のゲーム性を持った始まり方で幕を開け、過去の出来事なども最終話というころで全て晒されます。暗部を覗く楽しさも味わえますな。各人それぞれ胸に秘めたるものがあるようで、そのぶつかり合いが見所。そんなわけでキャラ勢揃いです。前回はわりと子供がメインでしたが、今回は大人たちも巻き込んで物語は動きます。
解答編ということで「解」となってますが、五話目の目明し編はともかく六話目以降は謎解きというより別の方向へ走っているようにも思うので、「介」じゃないかと。ひぐらしのなく頃に介……なんかこれだと格好悪いですね。なんにせよ、ミステリやらホラーじゃなくてもこういう王道展開好きです。作り手の竜騎士さんのテーマを考えればほぼ展開は定まっているんだけど、予想できても、それでも面白かった。無印の先が読めない展開も好きだったけどね。ひぐらしには色んな角度から楽しませてもらいましたよ。ごちそうさま。