世界平和は一家団欒のあとに〈5〉追いかけてマイダーリン

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癒し4燃える3コミカル3
橋本和也世界平和は一家団欒のあとに〈5〉追いかけてマイダーリン (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2008
シリーズ感想
橋本和也さんの作品感想
実家に帰らせていただきます」とママさんが家を出てしまうシリーズ5巻目。今回では耕作と志乃の馴れ初め話なども披露されています。
ママさんが逃げ込んだ先では豪胆なじいさまが出てくるのですが、なぜか軋人たちと攻防戦を繰り広げる様子は楽しいです。ずたぼろの戦闘が巻き起こるのですが、真剣みが感じられず安心して眺めていられます。


ほんの僅かの間とはいえ、柚島と軋人のお互い扱い方が分かってきた雰囲気の絡みもあり頬が緩みます。しかし黒幕が力を発揮し始めてからは、笑ってられなくなるわけで……。
家族の選択と言う重い決断の話にまで進展します。これまでのシリーズでも、最終的な回答は予想つけれるものが多かったものの、どちらが正しいかという問題ではなく、答えのない問題ばかりだったように思います。
答えを選べないときは「ええカッコしいの馬鹿もん」について行くのがベストかも知れませんね。私も頼りがいある勇者を目指したいところです。