俺の妹がこんなに可愛いわけがない 3

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 3  Amazon
コミカル4癒し3萌え3
伏見つかさ俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2009
シリーズ感想
伏見つかささんの作品感想
妹もののエロゲーを愛している妹・桐乃とその兄・京介の物語。シリーズ3巻目。妹にはへたれなお兄ちゃんなのが、なんだか愛着湧いてきます。
そんなお兄ちゃんにどことなく似るんでしょうか、黒猫さんが5分遅れてきたのに憤慨する桐乃がラブリー。強気なくせに、エロゲーへの愛の分だけ常識がズレてるから、肝心なところでへたれ属性なのですよ。


今回は桐乃の携帯小説や黒猫さんの二次創作が登場してます。とりあず二次創作に詳しくないので、用語の解説とか読んでるのも楽しかったです。
ぷーりんさんという強面の編集さんが出てくるのですが、言動がおかしい。正しいんだけれど、間違っています。ある意味、桐乃の趣味への態度と一緒かな〜。……それにしても、二人とも作内での互いの扱いがひどすぎる。あと、お兄ちゃんどいてそいつ殺せないな展開に笑いました。
麻奈実の話が一番穏やかに読めるんですけどね。爺ちゃんと婆ちゃんもグッジョブ。お茶目でプリティだよ。そうそう、「……やっぱり一緒に入る?」はイラストもあわせてあっぱれをあげたいです。よいもの見れましたよ。


京介の思考も桐乃にいい具合に染められてきましたね〜。クリスマスのホテルは予想を遥かに超えていましたよ。なに超えちゃってるんですかい!
まあ、変なところがあるけれども、完璧過ぎて、なによりポジティブなのでケチのつけようがない。そんな桐乃をバックアップするメンバーもいて安心です。もし、桐乃がDVDを落とさなかったら、兄に人生相談を持ち掛けなかったらと考えると落ち着かないですね。