渚フォルテッシモ

渚フォルテッシモ  Amazon
萌え5コミカル3燃える2
城崎火也渚フォルテッシモ (MF文庫J)メディアファクトリー,2007
城崎火也さんの作品感想




UMAが大好きな変人高校生・大地が、夜の学校で全校生徒のアイドル・渚が全裸でいる現場を目撃することから動き始める物語。deltazuluさんの感想(2巻)を読んで手にとりました。
大地が息をするように変態思考を垂れ流すからおかしい。でも、大地のそんな魅力も渚が登場してからは薄らぎます。なにせ渚の表と裏のギャップが最高。渚になら脅されても幸せな気分になれる。恐ろしいお姿も素敵です。むしろ目の前に立つだけで震え立つような本性をぜひ見せて欲しい
人魚や魔の海など別の世界の話も出てきますが、その魔物もさえもバカにする渚の傲慢さはすごい。また魔物とガチンコ対決するってどれだけ元気溜めてるんですか。「魔物をぶちのめすと、いいストレス解消になるのよね〜」渚さんストレス解消って言い切っちゃいましたよ!
渚さんは有名人の座を奪われて屋上で咆哮も。パンツ見えちゃうから落ち着いてくださいよ。まあ、私の制止で止まる渚さんではありません。森の中で暴れまくり「はふう……ちょっとすっきりした」の一言。惚れる。
完璧な優等生じゃ面白みがないので、なにか弱点があるものですが、渚さんの場合は方向音痴です。自信満々に逆へひた走る姿は萌える。それを認めたがらないのがさらに萌える。あと、料理下手でしたね。
そしてなにより、ラーメン好き。庶民派をアピールされちゃいました。ラーメン食べてる渚さんのイラストが、思い浮かべるだけでニヤニヤできるくらいツボでした。ラーメンに親指立ててますが、渚さんがぐっじょぶです。


この小説が好きな人にお勧めする3
1 えむえむっ!  Amazon2 わたしたちの田村くん  Amazon3 化物語  Amazon
1、松野秋鳴さんの小説『えむえむっ!』真性の変態さんである主人公のラブコメ。→感想
2、竹宮ゆゆこさんの小説「わたしたちの田村くん シリーズ」二人の少女の間で揺れる主人公のラブコメ。→シリーズ感想
3、西尾維新さんの小説「化物語 シリーズ」毒舌少女が徐々に快感になり次第に蕩れる話→シリーズ感想