SKET DANCE 6

SKET DANCE 6  Amazon
コミカル5癒し3燃える2
篠原健太SKET DANCE 6 (ジャンプコミックス)集英社,2009
シリーズ感想
篠原健太さんの作品感想
前回のしんみりさを吹っ飛ばす宇宙編から始まるシリーズ6巻目。話の展開もそうだし、キャラの転がし方もほんとにフリーダムだなもう。くだらないことに全力で取り組むスケット団が楽しくて仕方ないですね。
宇宙編に続いて散髪編とか、どこまでスイッチの過去話から遠ざかっていきます。前巻で登場した、ダンテの盗まれたシャープペンを巡る話は、起承転結の流れが私の好みでした。ジェイソン先生の話は、もうジェイソン先生のインパクトが強すぎて何がなんだかー。


ドラえもんとか悟空とか他の漫画のパロディ大好きですな。少女漫画とかもさ……ってどうして今回、浪漫ちゃんが出てこないんじゃ〜! と思ったら、フェスの話で出てたか、チラッと。
そんなわけで、メインはヴァイオリニストの杉崎さんが関係してくる、ロック・フェスティバルの話。ボッスンと杉崎さんの二人っきりの練習風景を眺めているとニマニマできちゃう。ボッスンかっこいいこと言ってくれやがるぜ。表紙も雰囲気出ていていい感じですよね。最後の3人組の後姿も最高でした。
だけども、フェス編がすごく真っ直ぐで綺麗だったので、モモカのイメチェンやクイズ話がちょっと霞んでしまったのが残念。まあ、それだけフェス編がよかったわけですが。
ボッスンたちがやった曲、タイトルだけだと分からなかったけど、ググってみて思い出した。友人がよく歌ってた曲だ。歌を思い出したらまた違った味わいが出てきましたよ。あのスローテンポさは味わい深いのです。