レバレッジ勉強法

レバレッジ勉強法  Amazon
本田直之レバレッジ勉強法』大和書房,2007
本田直之さんの作品感想


最近本屋に行くと、レバレッジなんやらしゃんというのをよく見かけていたので気になってました。図書館でも見かけたので衝動借り。
勉強する一番の解決方法は深く考えないことなんだとか。余計なことを考えて無駄な時間を使うより、勉強は得するからと割りきって作業したほうがいいそうです。勉強といってもそのカテゴリには、試験や資格に対するもの、知識やノウハウ、あるいは情報の三つあるわけで。


大人になったからこそ勉強しろとも。確かに学生時代より勉強が現実に直結してるか。かなり小さい例だけれど、学生時代も確かエクセルの使い方とか勉強したはずですがまったく覚えてなく、会社に入ってから必要になったのですぐ覚えましたからね。
というわけで、投資した時間に対してどれだけのリターンを得られるかが重要。一般論とごっちゃにせず、勉強を投資と捉えて損得勘定をはっきりさせるのが近道。金が関わってくれば、誰でも真剣にならざるを得ないですから。現金なものだけど、それが自分だと知っといたほうがよいかな。


また、投資アイテムを決める際には、足を使って情報を収集しなければいけない。就活時代はあれだけ動いていたのに、転職やらに不十分なリサーチじゃいけませんよとのこと。人気市場で争っても先にやってる人が有利なので、そりゃ確かに別のことを早く始めたほうがいいかも。
その目的設定には、どんな自分になりたいかを考えて逆算的に決めていくのがよいらしい。そして、参考とするべきマニュアルは自分と方向性が似ている人の、先人の知恵を借りるべき。方向性が違えば、効率的に収集できないのでー。欲しがられる仕組みづくりが、売り込みをかけるよりいいとも書いてありました。


アウトプットしないとインプットの価値がないと言い切ってましたね。資格勉強は復習が大事だけれども、それ以外ではアウトプットするためのインプットである予習が大事だそうです。問題集は量をこなすより繰り返さなきゃいけないというのは、私の考えとも一致してたので納得。
それらを継続するためには、ノルマにするのとスケジュール化するのが楽チンだとか。禁じられた数字(→感想)の逆ですな。数の魔力を自分に向けて使うわけです。具体的かつ小さい数値がよさげ?
あと、とりあえず動き出せばスタートは苦痛でもやってるうちに興奮してくるんだとか。……ああ、なんかこれはよくあるかもしれません。興がのってきたというやつでしょうか。
スケジュールに関しては、それに沿って動くほうが効率的に勉強するには大切なのですよ。投資時間はスケジュール上から天引きしとけというのは、嫌なことは先にやりましょう、という言葉が自分的には合ってるな〜。あと、朝型生活を薦められました。がんばろう。本気だそう。富樫が……。