左の彼女の顔は正面の彼だけが知っている

鍵当番で遅めの帰宅だったので電車も普通に座れました。土曜ですし。
座っていると、久しぶりに隣の人が思いっきり倒れこんできました。髪型的にはわりと若そうな小柄な女性でした。完璧に寝ている模様。一駅ごとに慣性の法則なのか私の左腕に倒れこんでくるわけで。何度か目が覚めるようなそぶりをしたけれども、なかなか起きない。
結局、私が降りるために動き出すまでそのままでした。その人ばかり気になって左側ばかり見ていたのですが、降りる前にふと顔を上げると向かいの席にいた中学時代の友人と目が合いました。……なんか見られてたよー。