偽物語 上

偽物語 上  Amazon
ギャグ4癒し3萌え3
西尾維新偽物語(上) (講談社BOX)講談社,2008
シリーズ感想
西尾維新さんの作品感想
阿良々木さん宅の妹で、ファイヤーシスターズと呼ばれている火憐と月火に焦点が当たっています。満を持しての妹様ですが、墨汁で髪の色を戻す阿良々木のお母さんも見て見たいな。そんなわけで、阿良々木が拉致換金される話。こんな素敵な読書時間はお金には変え難いですけれども。
阿良木って本当に抜けているよ。スターを人前でちゃんずけで呼んだりとか、変態エロ発言を無意識でしていたりとか。そんなところも阿木の魅力なのでしょうが。


シリーズで登場してきたキャラがほとんど登場しますが、女の子ばっかですね。千石への誑かしっぷりとか、どんだけハーレムを築けば気が済むんですか、この天然たらいは。阿良々木本人が知らぬところで追い詰められているのが笑えます。
神原の素エロはいつも通りだけれど、おばあちゃんと絡みなどが新鮮でした。……いまドキっとした人に対して警告しとくと、身体を絡ませるわけないですからね。
そして、絡んでて楽しいのは断然、八九寺です。手でわきわきと実際にスキンシップをとる阿良々本は変態だが。そこは触っちゃいかんだろ〜。遺憾に思いますが訴えられないのはこれ如何。でも、暴力には訴えられてるか。眼球には舌を、歯にはパンツをです。


もっとも、一番はひたぎさんですなー。罵られたい、言葉攻めを受けてみたい、ツンデられたいと思うのはひたぎさんだけです。ジャンプネタだけでなくまさかギャラクシーエンジェルや名古屋人、風の谷のナウシカまでもが出てくるとは。何度目だナウシカ。これだけの包囲網を敷かれたらどこかで笑わざるを得ない。ひたぎ蕩れ。
でも、ひたぎさんは自分の彼女にしたいというよりは、阿良々十人とのやりとりを友人の立場で眺めていたいかも。というわけで、羽川さんのパンツは……失礼、噛みました。羽川さんは嫁としてもらっていきますね〜。嫁としてならパンツはもらえなくても、裸エプロンで視覚的に楽しめるし。
とにもかくにも羽川さんはツボだな〜。「阿良々木くんが大学に受かったら、阿良々木くんの自転車にミニスカートで乗ってあげるよ」とか、好きすぎて思わず羽川さんの物真似をしてみました。似てます? もういっちょ、「私の身体の柔らかいとこ全部、隈なく阿良々木くんの好きにしてもいいよ」……って、これは実際に言ってたか。