「食い逃げされてもツンデレと思うな」なんて大間違い

昨日分の『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字 下』の感想ですが、内容を企業経営じゃなくて読書周辺の出来事に言い換えてみたくなった。
ランキング操作に関して言えば、中高生がメインになる「このラノ」と層が違うラノサイ杯やらのネット投票の結果が異なることが当たるのかな。色んなランキング一位作品ができますね。ラノサイ杯ではなくても、ネット投票ランキング一位作品とかあやふやな文句をつければよいのだし。
それに、ラノベ市場予測やらの数字がどれくらいの根拠の基づいているかなんて分からないわけで。また、関係のない数字の例を挙げるなら、中でも取り上げられているけれども構想5年執筆10年とか。時間をかけても面白いとは限らない。


先月は5冊読めて、今月は10冊読めたから来月は15冊読めるだろうなんていうのはあり得ない。今月は30冊読めたから、来月も30冊読めるだろうとかの予測も当てにならないです。残業が多くなったり、遊びの予定が入ってしまえば計画なんて簡単に狂いますからね。プロジェクトは破綻する運命です。
計画通りにいくなら誰も積読なんてしないと思う。読もうと思って買った単行本も、さらに面白そうな本が出たら後回しにしてしまうし、そうするといつの間にか優先順位が下がり過ぎ、積読の山に隠れてしまい、しまいには文庫を見つけて単行本の存在を思い出す……よくあることです。


感想を書くことにしても一緒。時間配分を考えて感想を書こうとしても、魅力を伝えたくて長文になってしまうことやまとめ方に悩んでしまうことは多々あります。そうすると、二分法を活用した感想のテンプレが役立つのかな。
文章は軟らかいのか固いのか。面白かったのはストーリーなのかキャラクターなのか。その理由は燃えたからなのか萌えたからなのか。その世界観に共感できたのか共感できなかったのか。
単純な構造に落とし込んでいけば、感想の量産はできそうな気がする。時間に対する費用対効果はこれが一番じゃないでしょうか。それでいいかは別にして。


段々数字関係なくなってきましたが、本を読む際には複数の視線を持って臨みたいなと思ったので書きました。……会計の本を読んでいたはずなんだけどもおかしいな。