狂乱家族日記 弐さつめ

日日日『狂乱家族日記弐さつめ (ファミ通文庫)』エンターブレイン,2005
シリーズ作品感想
日日日さんの作品感想
人外が豊富な家族物語のシリーズ二巻目。どんな家族でも他人から見れば変なところってあると思いますが、この家族は一味違います。ネコ耳バカ騒ぎ娘・凶華の計画による新婚旅行へと家族で出かける話です。無人島で猿とともにドタバタを繰り広げます。

途中で凰火が怒り出すように、今回はおいたが過ぎたりも。私もちょいといらっときましたからね。突飛な行動をするキャラはこれまでも読んでるのに、どうしてここまで怒りがわいてくるのかな〜。
たぶん能力的にはともかく、凶華が人間っぽすぎるからでしょうね。人間である凰火視点だから余計にさ。あと、凰火はちょっと物分りよすぎだよー。
凶華と凰火以外の家族は普通に愛着がもてます。もっと帝架とか帝架とか帝架を前面に出せばいいのに。まあ、今回は雹霞が一杯出てたからよしとしますか。

世界で遊ぶのもいいけれど、家族が一番大切なら家庭で遊べばいいじゃんと私なんかは思ってしまうのですが。
アニメのラブコメが参考になると想像力を駆使している場面は面白かったですし。ばれてきょどるところもよきことかな。
狂乱を起こさなくても普通に楽しい生活を送れるでしょうに。凶華は不憫な性格かもー。なんにせよ行動も絆も規格外な家族ですな。