神の雫 15

神の雫 15  Amazon
燃える5コミカル3ミステリ2
オキモト・シュウ『神の雫(15) (モーニング KC)講談社,2008
シリーズ感想
オキモト・シュウさんの作品感想
第四の使徒勝負の決着から始まります。初恋の味が物語に絡んでくるのですが、決着の原因となったものが面白くて、かつ物語にも謎が出てきまして。
これまで多少におわされてきたけれども、ようやく遠峯の秘密とやらも絡んできそうな予感。使途の12本の内、3分の1が終わってしまったわけですし。


大きな物語の間には藤枝さんのお店でバイトをやることになり、問題を起こしてしまう話も。雫も技術などはともかく、お客様の要望に答えるという点では藤枝さんにまだまだ遠く及ばないな〜。
また、ワイン泥棒の話も収録されています。ワインを盗んだ犯人を、雫と遠峯がコンビで追い詰めるのはなかなか面白かったです。コンビの新鮮さにもしびれました。ライバル同士が手を組む話は燃えますね。
この泥棒話は思いもよらない方向へ転がり始めたところで、次巻へ続きます。このタッグの話がまだ読めそうで期待が高まりました。