ハチミツとクローバー 10
羽海野チカ『ハチミツとクローバー (10) (クイーンズコミックス―コーラス)』集英社,2006
シリーズ感想
羽海野チカさんの作品感想
片思い満載なシリーズの最終巻。前巻の引きからどう物語が転がっていくのかなと、期待半分不安半分で読み進めましたが、これは想像していなかったなー。先生かっこいいところ掻っ攫いすぎ。
病院の窓からの青春の叫びとかこちらが恥ずかしくなりましたよ。山田さんの心境もよく分かります。
ふっきれた感じもあった竹本はともかく、森田さんはやりきれないな。心のうちを見透かしたかのようなハグは小悪魔さんだな。……ああでも竹本も最後にボディブローがきてました。
とにもかくにも、終わったなという印象。綺麗に。落ち着いたらまた読み返したくなるだろうなと思いました。
最後に短編がいくつか収録されているのですが、ハチクロ番外編の真山と先生のやりとりメインの二編は素直に楽しめました。苦笑いと言うかなんと言うか。でもこれさえも最後なんだと思うと複雑なキムチでしたよ。