名探偵夢水清志郎事件ノート VOL.6

名探偵夢水清志郎事件ノート VOL.6  Amazon
ミステリ4コミカル3癒し3
えぬえけい『名探偵夢水清志郎事件ノート(6) ギヤマン壺の謎 (KCデラックス なかよし)講談社,2007


今回はちょっと変わっていて、江戸時代が舞台です。江戸だろうが現代だろうが教授の行動に変わりはないのですけどねー。歴史上の人物が出てくるのが楽しいといえば楽しいし、時代の違いで考え方が違うのも新鮮で面白いです。
鍵がかけられた蔵の中で、妙な足跡とともに壷が割れていた謎、お地蔵さんがいつのまに移動している謎、大入道の謎などちょっと不思議な謎を解決していきます。
名探偵は人を幸せにする仕事であるってのが前面に出てきていましたね。二話目の話が一番好き。日常の謎系譜みたいで、かつ読了感がさわやかでいうことなしです。教授の旅の相方さんがキップのいい人であるころも一因でしょうか。
今回は雰囲気が少し違いましたが、やっぱこのシリーズ好きだ。そうそう、二話目と三話目で教授の初登場時のかっこうを見て、犬神家を思い浮かべたのは私だけじゃないと思うんだけどな〜。


えぬえけいさんの作品感想