下弦の月 ２
矢沢あい『下弦の月 (2) (りぼんマスコットコミックス (1143))』集英社,1999
小学生四人組も少しずつ違った面が出てくるので愛着が湧いてきます。恋愛方面も含めて成長しているなと感じることもありますし。殿様な性格の三浦が楽しいなー。頭よさげなくせに微妙なラインで運がないところとか大好きです。
美月の体の居場所だとか美月が愛してやまないアダムの消息など、物語のキーがちょっとずつ見えてくるものの、そこから推測される結論には色々と齟齬があり……とミステリアスな展開が続き、推理好きな私としてはわくわくして仕方ないです。
最後に提示された謎にはぞっとしましたね〜。してやられたなって感じです。それがまた嬉しいんだけども。なにはともあれ、残すところ後一巻。どんな風に物語が終わりを迎えるのか興味津々です。
