神の雫⑤

神の雫⑤  Amazon
癒し④燃える③コミカル③
オキモト・シュウ『神の雫(5) (モーニング KC)講談社,2006


記憶喪失の女性の記憶に残っているワインを探しつつ、十二使徒のワインの最初の一本を探し始める五巻目。
記憶喪失の女性の話を通して、ワインは人生を変えてしまう可能性と危険性の話が出てきます。ワインに限らず、私の好物である本にしてもそうですが、嗜好の一品の影響力はすごいもんですからねー。
ヴィンテージの話も、本に置き換えてみると理解しやすかったな。スラスラと頭の中からあふれ出る文章を書ききった小説もいいし、苦してなかなか書き進められなかった難産の小説もまた違った味わいがあってことかなと。……よく考えてみたら全然違ったごめんなさい。
遠峰の修行に関してはもうなにも言うことはございません。天才の境地には簡単に足を踏み入れてはいけないってことでしょう。次の巻ではついに十二使徒のワイン勝負に決着がつきそうです。遠峰の修行の成果は如何に?!


オキモト・シュウさんの作品感想