獨道中五十三驛

市川猿之助一門の若手俳優さんによる。座った席は左側だったのですが、役者さんが出てくる場所のものすごい近く。私はメガネをかけてるくらいだし視力はいいほうではありませんが、表情までしっかりと見えましたよ。
歌舞伎だと事前知識がないと多分チンプンカンプンだったと思うのですが、通し狂言ということで分かりやすい話でしたし、ストーリーはおいやすかったです。やじさん、きたさんの女房であるおやえ、おきちの二人が笑わせてくれましたよ。……比較的分かりやすい話だからか、高校生の団体さんもいましたね。


個人的にはえびやタコが見えをきっているところが面白かった。まさか人外も見えをきるとは思いもよりませんでしたよ。ある種コミカル。
化け猫騒動もおどろおどろしい感じではなく楽しかったな。でも後半はグロかったり気味が悪かったり。そして、最後は飛んでいきました。
三幕目冒頭の早替りは驚き。どんな風にやってるのかまったく分からないものもありました。ただ、あまりにも人がころころ変わりすぎて、誰を演じているのか分からなくなることもしばしば……。