刀語 第二話
西尾維新『刀語 第二話 斬刀・鈍 (講談社BOX)』講談社,2007
十二本の刀を集める旅に出た、虚刀流七代目当主・七花と白髪の奇策士・とがめの珍道中を描いたシリーズ二作目。
口癖を決めたりしようとする序盤からハイテンションですなー。『拙者にときめいてもらうでござる!』は秀逸。どんな敵なのか期待が高まりますよ。別筋肉も、なんかツボにはまりました。
バトルが思っていたよりもメインな感じ。こういうの読んでると、密室の謎を解き明かす推理小説も難敵を如何に倒すか考えるバトル小説(?)も、意表をつくという点ではあんまり違いがないような気がしてきますよ。とか言ってると怒られるんだろうな……ちぇりおー!
このちぇりおー絡みの話にしても、最後の幕引きにしても、未来のことについて予告されることが多いから、妙に先が気になります。