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沖田雅『オオカミさんと七人の仲間たち (電撃文庫)』メディアワークス,2006 類似検索
沖田さんの新シリーズ。童話らしくかわいいキャラばかり。相互扶助組織・夜伽御伽銀行に所属している大神さん、通称オオカミさんが毒頭巾ちゃんとかメイドさんとか魔女先輩などとドタバタした学校生活を送る話。オタクっぽい小ネタもいくつか見られます。オオカミさんと「七人の仲間」なんですが、キャラ紹介で一人足りなかったので語り部が最後の一人なのかなと邪推していましたが、ただ単純に次回登場するだけの模様。
部活メンバーでいくつかのアホっぽいイベントをこなしていく……って言う構造が妙にハルヒっぽいと思ったけれど、沖田さんの『先輩とぼく』シリーズのほうがハルヒっぽじゃんと思い直しました。裏イラストではオオカミ耳も登場していますが、ホロを意識してのことでしょうか。後、忘れちゃいけないのはイベント進行が童話を微妙になぞっていたり、人物の名前が童話からだったりすることです。
と言うわけで、ハルヒ+香辛料+断章=オオカミさん こうですか?わかりません! 巻を重ねれば重ねるほど面白くなるタイプだと思うので追い続けたいと思いますのよ。
この小説が好きな人にお勧めする③
①沖田さんの『先輩とぼく』シリーズ。倒錯感を味わうことができますよ^^→四巻感想
②谷川流さんの『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ。アニメも好評のシリーズ。
③壱乗寺かるたさんの『待ってて、藤森くん!』ほぼ女子ばかりの学校に男の子が転がり込みます。→感想