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浅井ラボ『くちづけでは長く、愛には短すぎて―されど罪人は竜と踊る〈4〉 (角川スニーカー文庫)』角川書店，2003　　　類似検索

され竜シリーズ第四巻にして初の上下巻。竜に、攻性咒式士に、と追い立てられる少女・アナピヤを助けてみちゃったりするところから、ガユスとギギナのコンビは変な事件に巻き込まれていくわけです。
不埒なガユスは、かわいくてかつエロさも兼ね備えた恋人のジヴちゃんとよろしくしながらも、アナピヤちゃんの胸を触ったり一緒に寝たりと色々します。ジヴちゃんがいながらも浮気をするガユスが許せませんが、まあ基本的に黒思考のガユスくんは、「……好き同士で楽しいなら、今はそれでいいじゃないか」とか、相変わらずジヴちゃんとのことで悩みまくるのでよしとしましょう。非情になりきることはできず、かと言って闇から目をそむけることもできないガユスくんに萌えるといえば萌えます。
いやらしく、痛々しい戦闘は今回も健在。ドラッケン同士の戦いなんかもあります。裏で糸を引いてる人物や目的は明かされていないし、かつての恋人であるクエロさんとの確執とかも気になるわで次が楽しみです。