国際アートアニメーションインデックス 山村浩二・知られざるアニメーション Vol.1 [DVD]


というわけで、「山村浩二短編アニメーションの世界」での話。最初に「頭山」と「カロとピヨブプト」シリーズ(家・サンドウィッチ・雨)を見た後に山村さんが登場して「アニメーションとは?」「どんな風に作っているのか」の話が一時間程度。それから「年をとった鰐」と「田舎医者」の予告編の後に「水棲」「ディクショナリー」「キッズキャッスル」「バベルの本」「どっちにする?」「おまけ」「遠近法の箱」が上映されました(タイトルは不確かだし順番もうろ覚え)
「頭山」は味のあるイラストと落語が原作だからか三味線がよく合う。個人的にはさくらんぼを食べているシーンとラストの見せ方が印象に残っています。「カロとピヨブプト」は、トークでも出てきましたが三次元と写真を組み合わせて作られているクレイアニメ。色んな技法が使われていて驚き。
トークの方は、アニメーションとアニメの違いみたいなところから。映画館に行きがてら、アニメだとオタクっぽくってアニメーションだと芸術っぽいな〜、とか考えていたのでタイムリーな話題でした。他には、頭山のイラストの初期はサブキャラの目がアルファベットだったことや、粘土に実際に着色することはなくパソで塗っていることだとか。
「水棲」は何やら不気味な感じが頭に残っているし「ディクショナリー」はアニメよりもしりとりを続けるのが大変そうだった。「キッズキャッスル」はクマ(ウサギだったかな?)が可愛かったし、「バベルの本」は弟くんが魚を釣ってる場面の愛らしさに惚れ惚れ。「どっちにする?」は笑った。「遠近法の箱」は博士が歩いていくだけの話なんだけど、遠近法が効果的に使われていてピントのあわせ具合が楽しかった。