浅野りん天外レトロジカル 5 (BLADE COMICS)マッグガーデン,2005 


天外レトロジカルも五巻目。前巻から間があいてるな〜と思っていたら、どうやら雑誌の連載を何回か休載していたようで(表紙裏より)
今回、天外の人々はわりと引っ込んでいます。敵なのか味方なのか分かりにくい夜行は所々で出てきますが、まだ本格的には踏み込んでいません。謎をにおわせるばかりです。気になりますよー。
と、ストーリーの話はこれくらいにしておいて、……あんじゅちゃんがかわいいな♪これは現実でも言えますが、小さい子はいるだけで本当にかわいい。むしろ動かずにぽっけとしてるの最高です!!!
あんじゅちゃん以外に、女学生の椿ちゃんももちろんですがお父さんもかわいいですね。息子に睨まれて、慌てておでんを口に放り込む姿はまるでリスです。
食べると言えば、おはぎの話もばかばかしくてよかったです。まっちょな姿になって現れたおはぎが「俺を喰え」という所なんて、その恍惚とした表情に惚れてしまいました(笑)
最後の話を読んでいて思いましたが、浅野さんは本当に子供のやりとりを描かせるととてつもなくうまいです。見ていてほほえましい気分になれますからね。


この漫画が好きな人にお勧めする③
③ いつか猫になる日まで② 平井骸惚此中ニ有リ① 色節
①ちょーこちゃんとかいますよ〜。浅野りんさんの『IROFUSHI 色節―浅野りんIllustration Works』イラスト集です。
②大正の乙女はかわいいのです。田代裕彦さんの『平井骸惚此中ニ有リ』独特の文体も魅力的。→感想
ジュブナイル小説の先駆け。新井素子さんの『いつか猫になる日まで』SFっぽ感じです。→感想