◆ ゴスロリ少女が道歩く

夏休みは基本的に好きですが、図書館が常に混んでいるのだけは困ってます。駐車場を探すのに一苦労です。最近、近くで工事も多いので車の通りもスムーズとは言い難いですし。
一昨日は揚げネギラーメン(ちょっと大盛り)、昨日はとんこつラーメン(替え玉付き)そして、今日のお昼はインスタントラーメン。小腹が空いていたのでポテトと食パンも食べました。それでとどめて置けばよかったのですが、ついでに家族と一緒に韓国キムチカップ麺を食べてしまいました。そのおかげでおなかはパンパン。動きたくない状況に。
もちろん、夕食は食べてません。
最近の食事傾向を見るとよほど私はラーメン好きなのか……人には変わった趣味のひとつやふたつあるものですよね? そんな話を読了。
GOTH リストカット事件


乙一GOTH―リストカット事件角川書店,2002


基本的に、主人公と森野さんの二人がメインで登場し話ごとに変人が一人ずつ出てくると言う形式をとった六つの短編連作です。
最初の「暗黒系」は、二人の顔見せといった感じ。これを書いた時点ではまだ連作にしようとは、思ってなかったとか。
次の「リストカット事件」が私にとって一番見事にだまされた作品です。『疾走HOLIDAY』と聞いて『失踪HOLIDAY (角川スニーカー文庫)』()を書いた(と、あとがきには書いてあった。ネタなのかな?)ある意味乙一さんらしい作品。初めの部分を読んで、タイトルにセンスを感じちゃいました(笑)予測できないどんでん返しでした。
この二つはスニーカー誌上で連載されていたものです。
後半の三つはミステリ要素を含んでいながらも、せつない系成分もけっこう含んでいると思われます。まとまっており文章もきれいです。
ダブルブリッド春季限定いちごタルト事件
この物語の主人公たちは、米澤穂信さんの『春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)』の小鳩くんたちのように事件に直接関わろうとしません。まあ、間接的に傍観者として関わろうとするところから、中村さんの『ダブルブリッド〈9〉 (電撃文庫)』の太田に近いかな。悪趣味なところといい、似ている部分もあるでしょう。
読者に嫌悪感を抱かせず、共感を抱かせるぎりぎりのところで描かれる主要な登場人物たちは一読の価値があると思いますよ〜。暗い話であっても、纏め上げる力に乾杯です。